基本的にはエアライナーしか撮らないが、根底には人々の様々な感情、想いを載せて飛ぶその使命と造形とを合わせて「美しい存在」と捉えている軸がある。
眺めているだけで、涙が溢れそうになることもいままで何度もあった。
その感動が撮影への意欲となってパワーが注ぎ込まれているのだと思う。
デザイン畑の方へヒコーキの「美しさ」について語ると、
「戦闘機こそ削ぎ落とされて洗練された美しさがある」
と言われることが幾度となくあった。
言わんとしていることはよくわかる。「美意識」が立場や味方によって変わることも。
昨年だったか、3日間新千歳空港へ目的を持って(JALのA350-900を狙いに)遠征した際、ふと千歳基地へ車を向けF-15戦闘機を比較的至近距離から撮った時、久しぶりに血がたぎった。あのスピード感と動きに、正直興奮もした。
「深澤明、戦闘機を撮る!」。
もう少し幅を広げて
「深澤明、軍用機を撮る!」
という企画も面白いかな。
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