何気ないシーン、部分もきっと歴史になる。
世の中の変化は激しい。思っているよりもずっと、激しい。
思い出に浸っている時間さえないぐらいに。
AとB以外のこの数字の並びに何を感じ、何を思うか。
ヒコーキが好きでない人、ご存知ない人には何の感情も動かないかもしれないこの部分に、心を痛め、嘆き悲しみ、時には跳ね上がるほどの喜びがこみ上げてくる場合もあり得る。切なさや、儚ささえも。
瞬きをするようにシャッターを切るのだが、何に心動かされたか。いちいち説明するのは野暮ったいんだよなって。
何ならまったく別のことを語っていようかなって。案外捻くれ者の真っ直ぐさが好きだったりする。
この写真を見てどこで撮ったか一瞬で思い出せた。
フォルダーから引っ張り出したんだから、そりゃわかるのだけれど。
その時の心の動きと記憶が結ばれているみたいだ。
その両方の記録、というのはちょっと奇妙な内面に対してなんだけれど、この撮影した空港の、もしくはやや図太く言えば航空史の1ページでもあるわけで。
写真による記録って、その人の人生そのもの記録でもあるんだなって。
ここから先を語ると野暮ったいので、やめておく。
2018.10. JFK
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