「光の捉え方」。このフレーズを記憶しておいて欲しい。
駐車場から展望デッキへ向かう途中やその他の移動中など、手にしている一眼レフカメラのピクチャーコントロールを「モノクローム」にして、感ずるままにシャッターを切ることが多い。
目的は、光を感じ、映り込みを感じ、それを思い通りの像として記録することだ。
色に囚われない分、わずかな光をどう拾ってゆくか。どのトーンを活かし、どのトーンを切り捨ててゆくか。
その感性がキュッキュと音を立てて磨かれていくのが手に取るようにわかる。
ミラーレスカメラならファインダー内で見たままなので、それはそれで楽かもしれない。がしかし、見たまま撮れて面白いのだろうか。
屁理屈に聞こえても構わないのだが、光を読んで、明るさを読む。そして明暗差を一瞬で見抜く。そして仕上げたいトーンを目指してISO感度やシャッタースピードなどをフルマニュアルで設定して撮る。
結果が見えていないのだから、結果を予測して撮る。
この醍醐味を、捨てたくない。
と言いながらきっと半年後にはミラーレスカメラと一眼レフカメラを、仕事の目的に合わせて使い分けをしていることと想定しているが、一度しかシャッターチャンスがない究極の現場で一番頼りになるのは自分自身で培ってきたこの「予測」や「感覚」だということを痛感しているからこそ、そこへの執念がある。
でもきっと、本質は一つだから。
一眼レフでもミラーレスでも、「光の捉え方」の感性が研ぎ澄まされていれば、同じだとは思うけどね。
いずれにせよ、写真の楽しさは「光の捉え方」を知れば知るほど、増すと思っている。
だから、「光の捉え方」というフレーズを、覚えておいて!
その答えは、来月8月にはわかると思うから。
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