747-400の退役で話題のカンタスだが、747-400の機体を見ていていつも思うのだが、機体のデザインが抜群にいい。特に機体の白さが際立って見えるのと、赤色の使い方も素敵だなって。747-400が年季の入った機体に見えないもの。だからこそ、まだまだ飛べるイメージが強かったのかもしれない。
カンタスの機体塗装デザインについては2020年の初めごろオーストラリアのパース空港で出逢った、この100周年記念の特別塗装機の787-9を見たとき、「カッコいいなぁ」と思いながらシャッターを切ったことを覚えている。
この機体(VH-ZNJ)には「ロングリーチ(Longreach)」という名がつけられ、それはカンタスが初めて定期旅客便を運航した土地であることは報道で知っていた。「100QANTAS」のカンガルーも素敵。歴代のロゴマークもカッコイイ。
ある意味では、デザイン力の差がもろに出るのがエアライナーだ。
ベースは一緒なのだから。
好き嫌い、というより、なんとなく好き、というイメージにも大きく影響している。
見た目って本当に大事なんだなって、ヒコーキを撮っていてもいつも感じる。
写真を生業にしていると、「写真がうまければ良い」と思われがちだが、実は常に総合点で比較されている。
写真のうまさが同等クラスなら、清潔感がある人の方が依頼される際のプライオリティが高いし、きちんと挨拶ができて言葉遣いも丁寧で、場の空気が読めて、厚かましくなくて、相手のことを考えることができる人の方が良い。
これに、場が仕切れたり、担当者が悩んだ時に答えを素早く導き出せたり、段取りが良かったり、納品が早かったり、メールのレスポンスが早かったり、など複合要素も出てくるけれど。
でもね、最初に書いたこの清潔感というのが結構重要だったりする。
小汚くて汗臭くて図々しいのは、誰でも嫌だよね。
結局ね、見た目が大事ってこと。
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