月額980円(税別)のPhotoshopは高いのか

Adobeのホームページを見るとPhotoshopやLightroomを使えるプランが色々あるが、質問を受けたときには「フォトプラン(20GB)」980円/月(税別)をお勧めしている。

この「フォトプラン」はPhotoshopとLightroomの両方を使うことができる。

しかしながら、写真を仕事にしているならいざ知らず、ヒコーキ写真愛好家の中にも「月額980円は高い」という認識の方もおられるのではないだろうか。実際に先日、とある編集者と話をしていて「買い切りでないととても高いイメージがあるよね」ということを言われた。

Photoshopの歴史をたどれば、以前は100,000-もするソフトであったのだから、Photoshopはそもそもが高かった。ここで言う“高い”は一般的に言ってソフトに100,000-もかけるのか、と考えたときの基準ではある。

写真を生業にしているならば、「100,000-を必要経費の一部として考えて売上を3,000,000-あげればいい」と考える訳だ。

もちろん、ソフトだけあっても売上は立たず、カメラやレンズ、PCやストロボ、スタンド、車などなど、減価償却していくとはいえイニシャルコストも含めて必要な経費は大雑把な言い方をすればとても多い。

だが、仕事での必須ツールとして必要経費の一部と考えれば年間11,760円(税別)で、しかも常に最新版のPhotoshopなりLightroomを使いつづけることができるのならば、安いものだなと考える。

それこそ昔は100,000-で買ったPhotoshopが古くなり、最新バージョンにアップデートするにはさらに25,000-かかっていたことを考えると、なおさら月額980円(税別)は相当安い感覚だ。これがAdobeの戦略なのかどうかはわからないが。

ヒコーキ写真愛好家、つまりアマチュアの方々にとっては、月額980円(税別)をこの先ずっと支払っていくという部分へのマインドブロックがあるとしても、それは理解できなくはない。

そもそも「Photoshopで何ができるのか」「Photoshopは何故必要なのか」「Photoshopを使わなければ作品のレベルを上げることはできないのか」「Photoshopを使うメリットは何なのか」、知りたいところだろう。

その部分をヒコーキ写真の現場で活躍している写真家はどう思っているのか。実際どのように使っているのか。興味あるのではないだろうか。

深澤明 流 のAdobe Photoshop 2020活用法を「月刊 深澤 明」では披露してゆく(DxO PhotoLab3と隔月連載ではあるが)。次号7月8日発売のVol.2はPhotoshopの解説第1回目だ。

今後、いまは一時開催を見合わせている「ド本気講座」でも丁寧にPhotoshopについても解説してゆくが、ぜひ誌面でジックリと研究していただきたい。かれこれ24年間photoshopを使ってきた深澤だからこそ、伝えられることがきっとある。

「月刊 深澤 明」はヒコマグサイトにて【ド本気ヒコマグ会員】へ登録後、PayPalもしくはクレジットカードにて決済後、閲覧可能となる。

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